文学
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京極夏彦『書楼弔堂―待宵』
京極夏彦の小説を初めて読んだのはデビュー作『姑獲鳥の夏』だった。たしか刊行されて間もない頃だったと思う。そのときは池袋に長逗留していて、近くの西武百貨店に入っ…
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村上春樹『一人称単数』
村上春樹の新作長篇が4月13日に刊行される。高校生の時に好きになって以来、四十年あまり。その作家がいまだに現役で、第一線で活躍し、新作を発表し続けている。それ…
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高橋源一郎『ぼくらの戦争なんだぜ』
小説や詩集に描かれた「ことば」たちから「戦争」の実相に迫る試み。大岡昇平『野火』、林芙美子「戦線」、向田邦子「ごはん」、古山高麗雄「白い田圃」、後藤明生『夢か…
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京極夏彦/多田克己/村上健司/黒史郎『ひどい民話を語る会』
久しぶりに本を読んでいて声を出して笑ってしまった。京極夏彦、多田克己、村上健司といえば、言わずと知れた「妖怪馬鹿」三人衆だ。ずいぶん前、新潮社が「新潮OH!文…
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佐藤厚志『荒地の家族』
第168回芥川賞受賞作。舞台は仙台市の沿岸にある荒浜地区。東日本大震災発生時、いち早く速報が流された地だ。その内容は「200~300人の遺体を発見か」というも…
